生徒の母親と話して
今日はある生徒の母親と話しました。女子生徒が部のマネージャーを辞めたい、これ以上周囲の部員といざこざを起こしたくないという相談で、母親は「周囲が悪い、顧問の先生は何もしてくれない」という論調で、「他の部活もいざこざあるみたいだけど」
「担任の先生はマニュアル対応ばっかりで」と色々飛び火しました。(私は昨年担任でした)
この母親と話していて思うのは、「母親は自分の子供が一番」「わかってほしい気持ちを形を変えて言う」ということです。
わかってほしい、自分と子供がこれほど辛い、大変だということを共感してほしいという気持ちが強いのだと思います。それをそのまま言うとみじめだし、「自分のトラブルを解決する道はないのかもと感じつつ激しく揺れ動き、運命を呪うタイプの人」(加藤諦三)のままいたほうが心理的に楽です。
解決に動かなくていいし、「被害者」のままいたほうが何もしなくていい。
それと「部活動で上位を目指す」「勉強をして成績を上げる」という学校の論理とは基本的に相いれません。
解決するには??
共感することと、わかってほしい気持ちに気付かせること、勇気づけることができる最大のことだと思います。