365日のシンプルライフ今更レビュ
365日のシンプルライフを(今更だけど)見てる
ちょこちょこ、つまみ食いしながら見てる・・・ミニマリスト御用達の映画だ。
この映画を見て、何が例えば10代後半の生徒たちに伝えられるだろう。
君らが欲しがっているもの、今どうしても欲しいもの・・・それは手に入れても思っている自分にはなれないよ・・・と、理解できるのはたぶん40歳ぐらい、自分の今の年齢くらいになってからだろう。
全てほしい。正直、世界の全て。そう信じて疑わなかった、自分の高校生の頃。
本当に大事なものは
本当に大事なものなんて、ないならないでいい、というのは言い過ぎだろうか。全ては変化するし、流れゆくし、形を変える。
大事にするものは、そんなものを手に入れて喜べた自分、そして手放せる自分だ。
自分なんてものも、ほんとはないのかもしれないのだし。
顰蹙は爆買いしたい
映画の感想に戻って。
主人公のモノローグが長い。自問する。正直、「何もいらない」と独白する場面でなぜかこちらが泣きそうだった(笑)
でも結局ミニマリストというのは、最大限かっこよくいうと、「自問」を選んだ人なのだと思う。自分は今何が必要か、と。
世界なんていらないけれど、今自分はこの映画が見たかった。
高校生の頃に見たら確実に退屈な、今の高校生が見ても確実に退屈な映画。
様々なものを手放した今、自分はこの映画に涙している。